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90年代において、「新学力観」型の「調べ学習」や「体験学習」が重視され、「新しい学力」を身につけることが「ゆとり教育」であり「生きる力」につながる、ともてはやされました。その背景として、公教育が教育の平等性を重んじるため、「落ちこぼれる生徒」をつくらないために「ゆとり教育」を志向したことは、一定理解できることです。しかし、そうした「ゆとり教育」の進行の中で、子どもたちへの学力に対する要求水準が低下してきたことは明らかです。 2002年には学校週5日制実施と総合学習が導入された結果、算数/数学・国語・英語などの授業時間数がほぼ2割削減され、週あたりの小学生の算数・国語は1時間減り、中学生の英語・数学も4時間から3時間となりましたが、「授業時間が2割現象しても、内容が3割削減されたので詰め込みにならない」と説明されました。そもそも、算数・国語あるいは英語・数学という積み重ね型の教科内容をしっかりと理解・習得するには、以前の授業時間でもその不足が指摘されていました。その結果、各分野から子どもたちの学力低下を危惧する声が盛んに巻き起こってきました。
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